千葉市防災リーダー研修会
主催:千葉市
日時:平成18年1月20日(金)、14:00〜16:00、場所:千葉市民会館 大ホール
演題:中越大震災と自主防災会
(本町自主防災 会の活動)
講師:新潟県小千谷市 本町町内会長 風間 久司
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<レジメ>
@ 平成17年10月23日、午後5時56分
1.震度6強のゆれ。
2.3分後に震度5強のゆれが発生。
3.6分後にまた震度5強の揺れがある。
4. 地震から16分過ぎて、震度5強が5回続く。
5.23日から27日まで震度5強が1回以上あ り、不安を増幅した。
6.余震に、震度5強がこんなに続くのは過去に 例を見ない。
A 小千谷市の概要
1.人口:41,587人、男:20,338人、女:21,024
人、世帯数:12,368世帯
2.被害状況 死者:12名、負傷者:732人
3.被害家屋 層破壊:66件、全壊:596件、大規模半壊56件、半壊:918件、一部損壊:10,435件、無被害:48件
4.避難状況 10月27日現在:29,243人
5.ボランティアセンター開設日数:58日間
B 私たちの町内の概要
1.本町は292世帯、952人、自営業が約40%、サラリーマンが60%
2.住居表示施行に5町内が合併し、新本町。
3.コミュニティーは老人世帯が多い。
老人:55〜60%、 若者:40%から45% |
4.商店街は殆どが被害を受ける。
5.住宅で居場所のない世帯は40%を超える。
C 自主防災会の設立
1.平成10年6月1日 設立
2.主体は町内組織:会長1、副会長3、会計1、
監事2、委員17、班員21、合計45名
3.活動内容:機材の備蓄・消火器・消火栓の使用
訓練、防火訓練に参加、避難訓練・救護訓練
D 地震後の町内役員の行動
1.町内の各班の状況と避難先の把握。
2.老人世帯と一人暮し世帯の状況把握
3.怪我人の有無と病院への搬送と連絡。
4.避難場所の検索と状況把握。
5.避難場所の指示。
6.町内の連絡周知の方法と広報。
7.人員の把握。
E 地震発生後の町内の活動
1.翌日まで町内避難場所を3箇所に絞る。(避難 場所の指定)
a.子育て支援センター「わんパーク」
b.振興組合のパーキング場
c.個人所有の駐車場と車庫
2. 日の夜は気温が下がり子供・老人を優先し、 避難場所に誘導。
3. 市の対策本部との連絡
a.バイク、自動車せ朝夕2回メモ書きし、必ず返事をもらう。
b.個人要望は受け付けない。
c.必ず防災会の会長署名を付ける。
d.救援物資、必要物品を要望の多い順に整理し、若手からとりに行ってもらう。
4. その他
a.避難所のトイレの水汲み。
b.親戚、縁者宅への移動者の把握。
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